ナスは日本でも大人気の野菜ですが、イタリアにも様々な種類のナスがあります。
その中でも、細長くてダークパープルの色をした「ルンガ2」という品種があります。
ルンガとは、イタリア語で「長い」という意味で、その名の通り、長さが30cm以上にもなるナスです。
日本ではまだあまり知られていませんが、イタリアでは古くから栽培されている伝統的なナスです。
ルンガ2の特徴
ルンガ2の特徴は、なんといってもその細長い形と濃い紫色の皮です。
皮は薄くて柔らかく、身は白くてふっくらしています。
アクが少なく、甘みと旨みがあります。加熱するととろけるような食感になります。
オリーブオイルやニンニクとの相性が抜群で、パスタやピザ、サラダなどのイタリア料理にぴったりです。
また、味噌や醤油などの和風の味付けもおいしくいただけます。
ルンガ2の栽培方法
ルンガ2を栽培するには、以下の点に注意しましょう。
- ルンガ2は暑さに強く、寒さに弱いので、春から夏にかけて種まきをします。種まきは、ポットやプラグトレイに2~3粒ずつまきます。発芽までの1~2週間は、日当たりの良い場所に置きます。発芽したら、間引きをして1本にします。
- 本葉が5~6枚になったら、ポットから畑に移植します。移植の際には、根を傷めないように注意します。株間は50cm、畝間は1mくらいにします。移植後は、たっぷりと水やりをして、根付きを促します。
- ルンガ2は成長が早く、枝が伸びやすいので、支柱を立てて誘引します。誘引は、主茎を支柱に沿わせて結び付けます。また、下の葉や脇芽を摘み取って、通気性を良くします。
- 収穫は、ナスの長さが20~30cmになったら行います。ナスの色が黒くなりすぎると、味が落ちるので注意しましょう。収穫は、ハサミやナイフでヘタごと切り取ります。
ルンガ2の美味しい食べ方
ルンガ2の美味しい食べ方は、シンプルに切って焼くだけでも十分です。
フライパンにオリーブオイルを熱し、ルンガ2を1cmくらいの厚さにスライスして両面を焼きます。塩・こしょうやパルメザンチーズを振って完成です。
お好みで、バジルやオレガノなどのハーブを添えてもおいしいです。
ルンガ2のとろりとした食感と濃厚な味わいを楽しんでください。
他にも、ルンガ2を使ったレシピを紹介します。どれも簡単に作れて、おいしいですよ。
ルンガ2のミートソースグラタン
- 材料(4人分)
- ルンガ2 2本
- ひき肉 300g
- 玉ねぎ 1個
- ニンニク 1片
- オリーブオイル 大さじ2
- トマト缶 1缶
- ローリエ 1枚
- 塩・こしょう 少々
- ホワイトソース 300ml
- ピザ用チーズ 100g
- 作り方
- ルンガ2は洗ってへたを取り、5mmくらいの厚さにスライスする。玉ねぎとニンニクはみじん切りにする。
- フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて中火にかけ、香りが出たらひき肉を加えてほぐしながら炒める。色が変わったら、玉ねぎ、トマト缶、ローリエ、塩・こしょうを加えて弱火で15分くらい煮込む。ミートソースを作る。
- オーブンを180℃に予熱する。耐熱皿にルンガ2のスライスを敷き詰める。その上にミートソースを均等に広げる。さらにホワイトソースをかける。最後にピザ用チーズをふりかける。
- オーブンで15分くらい焼く。チーズが溶けてこんがりしたら完成。
ルンガ2の味噌汁
- 材料(4人分)
- ルンガ2 1本
- 豆腐 1丁
- ねぎ 1本
- だし汁 4カップ
- 味噌 大さじ3
- 作り方
- ルンガ2は洗ってへたを取り、1cmくらいの厚さにスライスする。豆腐は水切りをして一口大に切る。ねぎは小口切りにする。
- 鍋にだし汁を入れて中火にかけ、沸騰したらルンガ2を加える。ルンガ2が柔らかくなったら、豆腐を加える。再び沸騰したら、味噌を溶かし入れる。味噌が溶けたら火を止める。
- 器に盛り、ねぎを散らして完成。
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